プロジェクトXアンコール「YS11・若きリーダー 運命の最終章へ」

先週に引き続き,YS11開発物語の後編.戦中,零戦などの戦闘機の設計に携わっていた技術者たち(5人のサムライ)が,再び航空機開発へ乗り出すというのが先週.開発への端緒が開けたところで,5人のサムライたちは開発を一人の技術者に託す.その技術者というのが,東条英機首相の次男,東條輝雄さん.先の昭和史を読んでいたので,あの東条英機首相の実子がこんなところで活躍していたとはと感慨にふけってしまいました.
その昭和史によると,ゼロ戦,正式には零式艦上戦闘機は,昭和14年に誕生し,翌昭和15年に実戦配備されました.零戦の名は,

今はまったく使いませんが、かつて日本は年号として紀元というのを神武天皇即位を元年として使っていまして、ちょうど昭和15年が紀元二六〇〇年に当たるので、その最後の「〇」をとって「零戦」というのです。その前の飛行機はたとえば紀元二五九九年にできたものであれば、「九九艦爆(九九式艦上爆撃機)」とか、紀元二五九七年であれば「九七艦攻(九七式艦上攻撃機)」と呼んだのです。

なのだそうです.へぇ〜.
小学校のころ,近所の兄ちゃんの影響でかなりの飛行機マニアでした.コルセア,ファントム,イントルーダー,P3C,などなど.明け方から厚木飛行場とかの近くまで連れて行ってもらったりしました.もちろんYS-11も飛んでいるのですが,普通のYS-11と,青色に塗装されたYS-11がありました.青色のやつは「海上保安庁YS-11」と言っていて(本当だったのかな?),見かける頻度の低い飛行機でした.そのため,飛んでいるのを見ると,流れ星を見たかのような扱いで,みんなで手を合わせてお願い事をしていていました・・・
その願い事,かなったのかしら?