【39】あらすじで読む日本の名著

11月5日放送のNTV“世界一受けたい授業”に出演されていたカリスマ現役校長小川義男先生の“今さら人には聞けない…3分でわかる「あらすじ名作文学」” が面白かったので買ってみました.
人並みに本を読むようになったのは大学に入ってからだけど,小説は数える程度しか読んでません.なぜか?小説を読むことに時間を費やすことが,とてつもなく贅沢な行為のような気がしていた(いる)からです.説明しにくいけど,なんとなくそんな感じ.
それなのにプチインテリにあこがれる私としては,いわゆる名著というものには目を通しておきたいという願望も同居してます.だから小谷野氏の本を読んだりもしました.
思った以上に収穫ありの本でした.この本は原典にあたってみたいと思ったものは,

特に「野菊の墓」は悲しさのあまり涙を誘い,電車の中で読んでいなければ号泣するところでした.「奉教人の死」も最後はドキッとする終わり方.
No.2,3もあるので読んでみようかと思っています.
昨日の新聞記事で“五重塔”の舞台に関する記事が出てましたが,この本を読んでいなかったら絶対にアンテナに引っかからなかったはず.そういうところにちょいと喜びを感じたのでした.

4806118206あらすじで読む日本の名著―近代日本文学の古典が2時間でわかる!
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