松永記念館&古稀庵

思うに,興味は不思議な段階をたどる.まずは受動的に(とはいっても,かなりのスクリーニングされ)情報に接していると,あるものは自分のアンテナに引っかかる.何度か同じような情報に接していると,今度は能動的にその情報を獲得しようとするようになる.受動から能動に変化する閾値みたいなものがあるのかと思うとそうでもない.何度も同じ情報に浴びようが,まったく興味をそそらないものもある.何かは分からないけど,あることを契機に変化する.そうなったときが面白い!
8月14日,y氏のママさんの実家静岡にy氏パパさん運転で同行させていただいた.y氏ママ&パパさんは前日小田原にあるとある鰻屋さんに行ったとのこと.歴史通のy氏パパさんの話によると,その鰻屋さんは,すでに政界を引退していたものの今だ実力者として君臨していた山縣有朋が,彼のもとをたずねて政財界の実力者とともに食した場所らしいのです.そのとき聞いた話には,今まで聞いたことのないような人物が登場しました.大倉喜八郎,益田孝に松永安左エ門
あくる日調べてみると,山縣が70歳(古稀)のときに構えた別荘(古稀庵)が小田原にあり,松永安左エ門が晩年をすごした家も小田原板橋にあるとのこと.特に松永に関しては記憶に残った.
さて月日は流れ10月末.オーストラリア・ゴールドコーストからの飛行機の中,手にした日本経済新聞に“やさしい経済学−日本の企業家”という連載でちょうど松永が取り上げられていました.その日は第4回目(全8回.著者は今井賢一スタンフォード日本センター理事).その記事のおかげでさらに松永に対する興味が深まりました.
小田原駅自由連絡通路にある観光案内所にいってみると,ちゃんとあるんですね〜,松永記念館のパンフレット.入場無料というのにも惹かれました.
ということで,昨日突如y氏に提案し,本日松永記念館に行ってきました.


巨大な池.2階の窓からお茶を飲みながら眺めていたのかもしれません.


『老欅荘(ロウキョソウ)』.中にも入れます.部屋がたくさんあり迷路みたいでした.


耳庵.塾の先輩です・・・なんて

古稀庵も松永記念館から2,3分.あいおい保険小田原研修所の中?に存在してました.HPによると参観時間は毎週日曜日の午前10時から午後4時だったようで何も考えずに行って見ることができたのはluckyでした.

こんなにも素晴らしい場所が近場にあるもんですね.灯台下暗し.